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三原舞依「ここにいられて幸せだなって」 最多13試合を終えて坂本花織と流した感謝の涙 (3ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

●自分に厳しく、周りに優しく

 4月13日、三原はショートプログラム(SP)の『戦場のメリークリスマス』を熱演している。もっとも、コンディション的に厳しかったのだろう。大きなミスはなくまとめたが、66.85点とスコアも伸びずに5位。

「今日の演技は、最初からパワーがなかったかなって」

 演技後、三原は悔しそうに振り返った。

「体の状態については......あまり言わないようにと思っています。自分は、どんな状況であっても、変わらない演技ができるようにもっと強くならないと。今日は弱さが出たかなって思います。

 パーフェクトの演技ができず、申し訳ない、ごめんなさいという気持ちだったんですけど、みんな温かくて、『ナイスファイト』『よかったよ』と声をかけてもらって」

 彼女は自分に厳しく、周りに優しい。だからこそ、競技の一瞬に力を出し尽くせる。

「フリーの演技はシーズンの締めだと思うので、たとえ体がどうなろうと。できるイメージを持って、最後という思いで滑りたいと思います。切り替えて頑張ります!」

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