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フィギュア三浦璃来&木原龍一は「まだまだこれから」が共通の思い。五輪後も注目されるように「結果を出したい」 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直/JMPA●撮影 photo by Noto Sunao/JMPA

 木原は「昨日(18日)のショートは無意識のうちにノーミスを狙いすぎてしまっていて、心から楽しめていなかった自分たちがいた。今朝の練習でもふたりのタイミングがなかなか合わなくてどうしたらいいかなと思ったけど、練習が終わったあとで三浦さんとしっかり話をしました」と述べた。

 ふたりが演技前に話したのは、「もうノーミスを狙わなくてもいいんだよね」ということだった。

「もう全ミスでもいいから、とにかく楽しもうとふたりで話をしました。それでお互いに気持ちがラクになった。本当に楽しんでいたらいつもどおりにやってきたことが出せた。心から楽しめたと思います」(木原)

「木原さんの『全ミスでもいいから』という言葉に本当に救われて。でもとりあえずは、全ミスでもいいけど昨日と同じ失敗は繰り返さないように、最初のトーループでは絶対に体を締めようと思って臨み、それができたのはよかったです」(三浦)

 ふたりがこう話すフリーの演技は、序盤の3回転トーループ+2回転トーループ+2回転トーループと中盤の3回転サルコウではアンダーローテーション(回転不足)の判定で減点されたが、3回転ルッツと3回転ループのスロージャンプはそれぞれ1.59点と1.57点の加点。3回のリフトはすべてレベル4で、演技構成点もパフォーマンスは9点台に乗せ、団体戦で出した自己最高得点を更新する141.04点を獲得し、フリーでは5位。合計も自己最高の211.89点で、順位をひとつ上げて7位にした。

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