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樋口新葉、苦難の末にフィギュアスケート女子五輪史上5人目の快挙。4年後への意気込みも明言した (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • 能登直/JMPA●撮影 photo by Noto Sunao/JMPA

 同世代のライバルである坂本が、フィギュアスケート日本女子として4人目となる五輪メダリストとなったことを喜ぶ一方で、複雑な気持ちものぞかせていた。

「すごく悔しい気持ちもありますが、(坂本は)いままでで一番いい演技ができていましたし、SPもフリーも自己ベストを出していて、本当に強いなと思いました。自分ももっとできることを増やして、もっと強くなってそれを超えたいと思ったので、また4年後のオリンピックで滑りたいと思いました」

 4年後は坂本と同じく25歳で迎える五輪となる。完成形になってきたトリプルアクセルを磨き上げ、さらに4回転も跳びたい気持ちがあるという。今後のさらなる活躍に期待したいと思わせる樋口の演技と結果だった。

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