河辺愛菜が急遽出場のGPで見せた大きな成長。「少しでもオリンピックにつながったらうれしい」 (4ページ目)
「カナダではショートから切り替えて、フリーでの滑りが自信になって。今回のNHK杯はショートからアクセルは成功できましたが、ショートでできたぶんだけ、フリーも絶対という気持ちが不安とかになったのかな、と。ただ、アクセルを失敗したあとに落ち着いて滑れたことは自信になると思います。合計点で自己ベストを出せたのはとてもうれしい」
そう語る河辺にとって、トリプルアクセルは羽ばたくための旋回軸なのだろう。
「試合でアクセルを決められる確率は、少しずつ上がってきていると思います。でもアクセルなどジャンプだけでなく、スピン、ステップももっとうまくなり、表現の面も出せるようにしたいです。全日本で完璧な演技ができるように頑張っていきたい」
すべては全日本選手権のためにーー。浅田真央、紀平が代名詞にしてきたトリプルアクセルを継承することで、五輪出場もにわかに現実味を帯びる。決戦の日まで、少女は研鑽(けんさん)を積む。
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