紀平梨花、四大陸選手権で4回転回避。貫いたのは勝利にこだわる強さ (3ページ目)
「ひとつめの(トリプル)アクセルがシングルになってしまって、すごく焦りがあったけど、後半のリカバリーで大幅に(ジャンプ)構成を変更して、それがうまくいったのが収穫だったなと思います」
挑戦よりも勝ちにこだわった紀平。負けず嫌いで完璧主義の一面も持つ17歳にとって、勝負に勝つことがいちばんの自信になるのだろう。勝つチャンスがあるなら、絶対にそれを逃さないメンタルの強さがある。外野が何を期待しようが、自分がやるべきことに突き進めるタフさを兼ね備えている。
「昨年も優勝することができて、今回も2度目の優勝を狙っての優勝ができ、SP、フリーともに課題と収穫がすごくあった大会になったので、よかったと思います。シニアの試合は、4回転を入れて大きく崩れることがあってはいけない試合ばかりだったので、慎重になるし、できる時しかやらないようにしないといけない。勝つことがいちばんの目的なので、どの試合でも勝つということは大切にしながらやっている。冷静に判断しているかなと思います」
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