2020.02.09

SP首位。羽生結弦は2年ぶりでも「自分の体が覚えている」と信じていた

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

四大陸選手権SPで首位発進の羽生結弦 2014年の平昌五輪以来、2年ぶりの『バラード第1番ト短調』――。2月7日にソウルで開催された四大陸選手権の男子ショートプログラム(SP)で、羽生結弦はあの頃とはまた一味違う、バラード第1番を見せてくれた。

 ジャンプ構成は最初に4回転サルコウを跳び、続いて4回転トーループ+3回転トーループ。そしてフライングキャメルスピンを入れた後にトリプルアクセルと、最大の得点源である連続ジャンプを基礎点が1.1倍になる後半に入れなかった。

 その意図を羽生はこう説明する。

「今回前半に4回転を2本入れたのは、それがいちばん自分を表現しきれるプログラムであって、今のこのGOEの幅が増えたという現状では、いちばん点数が安定して取れるんじゃないかということもあってこの構成にしました。でも正直言ってしまうと、はっきり言って点数とかはどうでもいいなと思っているので…。何よりも自分が、このプログラムで何を表現したいのか、どういう風に曲を感じたいかということをいちばん大事に、このプログラムのこの構成を選びました」