羽生結弦が語った地元仙台の新リンクへの思い ショーでは『春よ、来い』で「始まり」を表現
五輪2連覇など華々しい成績を残したのち、プロフィギュアスケーターになっておよそ3年、いまも多くのファンを魅了しつづけている羽生結弦。その日も羽生が氷上に姿を見せると、詰めかけた大観衆からどよめきが上がったーー。
ゼビオアリーナ仙台で開催されたアイスショー『The First Skate』に出演した羽生結弦この記事に関連する写真を見る
【新リンクのボルテージ最高潮】
7月5日、仙台市。国際規格を満たした通年型アイスリンクを新設したゼビオアリーナ仙台(仙台市アリーナ)の初お披露目イベントとして、アイスショー『The First Skate』が開催された。
羽生をはじめ、本田武史や鈴木明子、本郷理華といった仙台にゆかりがあるプロスケーター4人が出演。また、仙台で練習を積む小山蒼斗(東北高)や吉田けい(宮城FSC/常盤木学園高)などの若手スケーター24人もリンクに立った。
オープニングでイナバウアーを披露して会場を盛り上げた羽生は、大トリで再登場。北京五輪のエキシビションでも使用した名プログラム『春よ、来い』をしっとりと演じて、直後のアンコールで今度は『Let Me Entertain You』をキレよく踊る。そこで会場のボルテージは最高潮に達していた。
「地元のスケーターのみんなと一緒にひとつのショーをつくり上げた楽しさと、それを仙台の方や仙台に集まってくださった方々に対して発信できたのはすごくよかったなと思います」
ショーの直後、羽生は充実した表情でそう話した。
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著者プロフィール
一ノ瀬伸 (いちのせ・しん)
ライター・編集者/1992年、山梨県市川三郷町生まれ。立教大学社会学部卒業後、山梨日日新聞記者、雑誌「山と溪谷」編集者などを経て2020年からフリーランス。「webスポルティーバ」では競技問わず企画・編集を主に行なう。自身は元高校球児でアンダースロー投手だったが、目立った活躍はなかった。

