羽生結弦を追いかける日本男子スケーターふたりが攻略したい「壁」 (3ページ目)
友野は、昨季はさまざまな面で成長しようと貪欲に取り組み、それがかえって悪影響をおよぼすこともあった。本人も「いろいろ考えて自分を追い詰めてしまい、スケートが嫌になってしまってもいた」と認めるが、「でも、今季はスケートアメリカでいろいろ経験できたので原点に戻れたというか、気持ち的にも前に進めて、練習もリラックスしてできるようになっている」と上昇気流をつかみつつある。
練習での4回転ジャンプの安定感が増している状態であれば、SPへの苦手意識は1回結果を出せば拭えるだろうし、そこからはポンと前に進めるはずだ。
11月22日からのNHK杯に出場する山本と、GPシリーズ次戦はロステレコム杯に出場する友野。ふたりは、世界の上位陣を追いかける日本男子スケーターとして、乗り越えなければいけない壁を明確に意識し、それを攻略しようとしている。
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