浅田真央は9位発進。女子日本勢がフリーで挽回するために必要なこと

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha 能登直●撮影 photo by Noto Sunao

 そんな日本勢の中でひとり気を吐いたのは本郷理華だった。演技の安定感を出すためにこれまでよりも難易度を低くしたジャンプ構成(トーループの連続3回転に変更)に見直したことで気持ちに余裕が生まれ、練習で細かい表現を徹底してきた成果をいかんなく発揮し、勢いのあるダイナミックな演技を見せた。順位は宮原に次ぐ7位だったが、合計点では自己ベストを4.1点更新する69.89点をマーク。目標の70点まであと一歩だった。

「ジャンプもすべて成功することができ、ジャンプ以外のステップやつなぎの表現、スケーティングの部分もしっかり練習していたことが出せたのでよかったです。また、自己ベストを更新できてびっくりしていますけど、すごくうれしかったです。それに、演技構成点で初めて31点台を出せ、細かいところまで練習してきたことを評価してもらえてすごくうれしいです。

 フリップ+トーループの連続ジャンプを安定させるのが一番の理想ですけど、今回はそれができなかった。それでも最初のジャンプがフリップだけだったので踊りに気をつけることができたし、後半(に組み込んだトーループ)の連続3回転ジャンプは体力的にはしんどいところはあったんですけど、練習して跳べるようにして、表現もスピンも結構気をつけることができて、結果的に自己ベストを更新できたので、(長久保裕)先生の言うことを聞いてよかったなと思いました(笑)」

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