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【ボクシング】ルイス・ネリ、田口良一が語る井上尚弥vs.中谷潤人 勝敗予想はふたつに分かれた (4ページ目)

  • 林壮一●取材・文 text & photo by Soichi Hayashi Sr.

アフマダリエフ(右)を圧倒した井上 photo by Naoki Fukudaアフマダリエフ(右)を圧倒した井上 photo by Naoki Fukudaこの記事に関連する写真を見る

 田口は、4回戦ボーイ時代の中谷とスパーリングをしたことがある。自身は世界チャンピオンとしてだ。しかし、詳細を覚えていない。

「『巧い子だな。いずれ世界チャンプになるだろうな』という記憶はあるんですが、ハッキリとは思い出せません。ただ、ポイントは取られた気がします。おぼろげですが......。

 それにしても、6月の西田凌佑(六島/29歳)戦の中谷くんには驚きました。『こんな引き出しもあるのか』と。1ラウンドからガンガン前に出て、打ちに行きましたよね。『こうやって戦って、倒すぞ!』という中谷くんの意思表示、そして宣戦布告だと感じました。西田選手は心底びっくりしたんじゃないですか。『おお、井上くんとの差が縮まったな』と捉えていましたが、9月14日のアフマダリエフ戦を見て、また井上くんが引き離したかな、と自分は思いました」

 ネリ、そしてキラルテの言葉を聞いた田口は話した。

「いろんな考えがありますよね。ネリだって、とんでもないパンチ力を持った選手です。井上くんが喰らった一発は、見えない角度のフラッシュだったかもしれません。現時点で自分は、井上くんが有利かな、と考えます。でも、中谷くんがダウンを奪って一気に試合を終わらせる可能性もありますよ。

 とにかく12月27日、サウジアラビアでの2人を楽しみに見たいと思います。そして5月までに、彼らがどんな作戦を立てて練習するか。考えるだけでワクワクしますね。自分も会場で生観戦したいです」

 まずはリヤド興行に注目だ。

(井上尚弥に敗れたカルデナスが、中谷潤人とのスパーで進化し再起 それを支えた名トレーナーは「ジュント以上の選手は見当たらない」>>)

著者プロフィール

  • 林壮一

    林壮一 (はやし・そういち)

    1969年生まれ。ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するもケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。ネバダ州立大学リノ校、東京大学大学院情報学環教育部にてジャーナリズムを学ぶ。アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(以上、光文社電子書籍)、『神様のリング』『進め! サムライブルー 世の中への扉』『ほめて伸ばすコーチング』(以上、講談社)などがある。

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