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ウナギ・サヤカは両国で1600万円の赤字も「今の私なら取り返せる」 東京ドームシティでの自主興行は「アトラクションを巻き込みたい」 (2ページ目)

  • 尾崎ムギ子●取材・文 text by Ozaki Mugiko

――さすがの鋼メンタル! 何に一番お金がかかったんですか?

ウナギ:後楽園(ホール)でやっていた自主興行と比べて、そんなに大きく何かを変えたわけじゃないんですけど、お金のかかり方が全体的に"0"ひとつくらい違っていた。それを知らなかったというのもあるし、もうちょっとお客さんが来るだろう、と思っていたところもありましたね。

――あの興行で1600万円の赤字だと、ほかの団体は大丈夫なのかなと心配になりました。

ウナギ:ほかの団体はスポンサーがいるじゃないですか。所属選手もいるので、そこに関してはお金がかからないって言ったらあれですけど。まあ、だから見込みの立て方がわからなすぎて、全部が高かったですね。 思った以上に、圧倒的に高かった。

――動画では「スポンサーを募集したい」とおっしゃっていましたが。

ウナギ:それも難しいんですよね。大きい団体って営業がいるから、そこががっちり取りに行っているんです。「やっぱり大企業の取り方してるな」って、いろいろ勉強していて思います。同じ闘い方だと絶対に勝てないので、そういう意味でも、プロレスラーがやっているYouTubeのなかで絶対的な一番を取って、そこで引っ張ってこられるようにならないといけないなっていうのは、今すごく思っています。

――フリーで興行をやっていくって大変ですね......。

ウナギ:大きな団体には、営業の専門がいて、裏方の専門がいて、SNSの専門がいて、「やっぱり闘えない」と思うところはあるけど、逆に大企業ができないことも私にはできるので。

――ウナギさんだからできることとは?

ウナギ:路上プロレスもそうだし。大企業だと決定するのに、会議を含めて何段階かくぐらなきゃいけないところを、私は「行けます!」って言ったらもうGOなので。そこだけは違うのかな。

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