SKE48荒井優希がプロレスデビューからの1年を告白。「最前列で観戦してたら、やろうとは思わなかった」 (3ページ目)
SKE48のメンバーやファンに見せない顔
――いつ頃から声を出せるようになったんですか?
荒井:もともと、私生活で叫んだりとかしないタイプなんです。喜怒哀楽の何個か欠けてるんですよ。あんまり怒ったりしないし、まず感情的にならない。だから感情表現のところで、最初は笑顔とかしかできなくて。
――どうやって痛みや苦しみを表現できるようになったんでしょう?
荒井:『豆腐プロレス』(2017年にテレビ朝日系列で放送された、AKB48グループのメンバーが多数出演するプロレスをテーマとしたテレビドラマ)の時に「声が小さい」って注意されて、感情的に声を出す練習をすることになったんです。そこで完全にリミッターが外れました。その経験があったから、東京女子プロレスに来てからそこはあんまり考えてなかったです。
――今は試合中、喜怒哀楽がすごく出ていますね。
荒井:ファンの方とか(SKE48の)メンバーとか、すごくびっくりしてます。SNSに写真を載せると、メンバーにめっちゃ驚かれます。「こんな顔するんですね......」みたいな。痛がってる顔とかも、あんまり見せたことがないし。普段、そんなに痛いことってないですしね(笑)。
――プロレスは2021年いっぱいでやめようと思っていたとか。
荒井:やめようと思っていたわけじゃなくて、「一回やってみませんか?」と提案された期間が2021年いっぱいだったんですよね。半年くらいだったら、もし向いてなくても耐えられるんじゃないかと思ってやってみたんですけど、序盤で「続けなきゃな」と思いました。
――なぜ「続けなきゃな」と思ったんですか?
荒井:ただ試合に出るだけかと思っていたら、ファンの方も先輩方も、私に求めているものがもっと他にあったんです。例えばタイトルマッチに挑戦してほしいとか、ベルトを獲ってほしいとか。そういうことを言われ始めた時に、この成長速度じゃ年内には間に合わないなと思って、じゃあやめるのかと言われるとすごい中途半端だったから、それはないなと思って、早めに「続けたいんですけど」って言ってましたね。
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