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「俺様柔道が好きです」。病床の父・古賀稔彦が迷う息子・玄暉に送ったメッセージ (5ページ目)

  • 粂田孝明●取材・文 text by Sportiva
  • photo by AFLO

 自分の目標は、オリンピックで金メダルを取ることですが、将来的には柔道のすばらしさをたくさんの方々に知っていただくこと、自分もやっぱりそこなのかなと思います。父もそれを望んでいたので、自分もその遺志を継ぐことはできると思います。柔道家として、そんな活動をしていきたいです。

【Profile】
古賀稔彦(こが・としひこ)
1967年11月21日生まれ、佐賀県出身。柔道八段、医学博士、古賀塾塾長。IPU環太平洋大学教授女子柔道部総監督、日本健康医療専門学校校長を歴任。現役時代には、オリンピックに3大会出場し、92年バルセロナ大会では金、96年アトランタ大会では銀を獲得した。世界選手権では2階級制覇を含め計3回優勝を果たした。2021年3月24日に病気のため亡くなった(享年53歳)。

古賀玄暉(こが・げんき)
1998年12月19日生まれ、神奈川県出身。旭化成所属。幼いころから古賀塾で柔道に親しみ、中学からは愛知県の大成中学・高校へ。着実に成長を遂げ、高校1年時に全国高校選手権で優勝し、2年時にはアジアジュニアで優勝を果たす。進学した日本体育大学2年時には、世界ジュニア王者となった。21年3月の全日本選抜柔道体重別選手権で優勝を果たし、この6月には世界選手権にも出場した。

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