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村田諒太&香川照之が語る、
ボクシング「怒涛のビッグマッチ」4連発 (4ページ目)

  • 中込勇気●文 text by Nakagome Yuki
  • photo by AFLO

 スーパーフライ級には、"怪物"と称される日本の井上尚弥(WBO世界王者・23歳)もいる。ロマゴンとのドリームマッチが実現すれば、どんな展開になるか? 村田はこう仮説を立てる。

「序盤に勝負をかけて井上選手のパンチが直撃すれば、ロマゴンも耐えられないと思います。ただ、中盤以降になって井上選手が疲れてきたら、ロマゴン有利でしょうね。シビれる試合になると思います」

 香川も、「(井上の)猛烈なスピードとパンチ力は、ゴンサレスに泡を吹かせられる要素ではある。どうせなら、お互い無敗のままでやってほしい。2017年は『やり時』だと思います」と期待を寄せる。

「ロマゴンvs井上」のドリームマッチに希望をつなぐ意味でも、9月11日のこの一戦は見逃せない。

【WBC・IBF世界ミドル級タイトルマッチ】
ゲンナディ・ゴロフキンvs.ケル・ブルック

 アネネ五輪・銀メダリスト(ミドル級75kg)のゲンナディ・ゴロフキンは、2006年5月のプロデビュー後、破竹の勢いでWBAミドル級王座を奪取し、すでに16度の防衛を果たしているスーパー王者。2014年にWBC、2015年にIBFの王座も獲得し、現在3団体の世界ミドル級統一王者として君臨している。

 戦績は35戦35勝(32KO)無敗と、この階級ではもはや敵なし。そんなゴロフキンに挑戦状を叩きつけたのが、IBF世界ウェルター級王者のケン・ブルック(イギリス・30歳)だ。36戦36勝(25KO)無敗のウェルター級最強王者が、なんと2階級上げてミドル級絶対王者に挑む。

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