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大久保嘉人がeスポーツの世界へ。取締役CINOとなった理由と目指すチームスタイルとは (4ページ目)

  • 都合亮太●取材・文 text by Togo Ryota
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

「(自分の)子どもたちもゲームが好き。よく息子と対戦するんですけど、なかなか勝てないんですよね」

 大久保は『フォートナイト』や『eFootball』などをプレーするが、とくに『フォートナイト』はその操作の難しさに驚いたという。対する息子たちはそういった世界で当たり前のように遊んでいるからか、難しい操作もあっという間に習得していく。ゲームの知識にしても、YouTubeにあがっているプロゲーマーの実況動画などを日頃から見ているからか、驚くべき速さで吸収している。

「僕のほうが弱いのは当たり前なんですけど、根が負けず嫌いなので......。息子にいいようにされているのは結構悔しいです。いつか息子を倒して驚かせてやりたいと思っています」

 親子で当たり前のようにeスポーツの試合を観戦し、子どもが本気でプロゲーマーに憧れ、社会的にもプロゲーマーが認められる。そういった環境を整えることが、大久保が目指す未来だ。自身の可能性だけではなく、eスポーツの可能性も広げていく大久保嘉人の新たな挑戦は、始まったばかりだ。

【画像】川崎フロンターレのチアリーダーたち

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