常勝・鹿島アントラーズがeスポーツに本腰。
ナスリ獲得で次の一手は (4ページ目)
「金Jのパブリックビューイング前にeスポーツのイベントを絡めるなど、小さなところから地道に継続していこうと考えています。それから、トップチームの前座試合として(『FIFA』の)エキシビションマッチもやってみたいですね。試合をやるなら、国内だけでなく海外の選手にも来てもらう。あるいは海外に行って試合をするのもいいかもしれません。トップチームでは組みにくい海外クラブとのマッチアップも、eスポーツなら実現するかもしれませんからね」
このような小さな露出を積み重ねることも大切だが、さらに大きな仕掛けも必要になる。今後は、自ら大会を開催することも検討しているようだ。
「本当にゼロからの試みですが、アントラーズカップか、スポンサー名の付いた大会を開催したいと考えています。クラブ自身が大会を主催することで鹿島のブランド価値向上にもつながりますし、そこでナスリ選手の知名度も高めたいですね」
19年10月には、森永製菓のinゼリーを冠とした大会「inゼリー esports WORLD CHALLENGE CUP 2019」が行なわれ、ナスリも参加した。深見氏は「今後スポンサードの形は、既存大会への協賛のみでなく、冠大会の開催など、さまざまな形へ移行するかもしれない」とも口にした。
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