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【ハイキュー‼×SVリーグ】埼玉上尾・岩澤実育が選出したベストメンバーはクセあり? (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?

「田中(龍之介)の『できるまでやればできる』は本当にその通り。やってもないのに嘆いている場合じゃない!

 あと、日向と影山が白鳥沢学園戦で負け、泣き崩れている時、『負けは弱さの証明ですか?』ってタケちゃん(顧問の武田一鉄)が言うシーンもいいですね。『負けた後に言わなくても......』と思ったこともあったけど、『負けた後だからこそ大事だ』と思いました。負けから何を学ぶのか、ですね」

Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?

烏野高校vs白鳥沢学園高校

「前回(の連載で)は烏野vs音駒って答えましたが、たくさんあって選べません(笑)。例えば、条善寺vs烏野も好き。"アソビ"がモットーの条善寺にそぐわない横断幕の"質実剛健"って言葉の意味が、最後に選手の感情に入っていく瞬間は好きだし......。ほかにも、鴎台vs烏野の激闘で、それを見てた侑が『稲荷崎(おれたち)と、"ネコ"と"カモメ"でやっとあの翔陽くん(妖怪)を倒したな』 ってセリフもいい。

 でも、今回は春高出場を決めた白鳥沢学園戦にします。ツッキーが一番好きで、バレーにハマる瞬間が描かれているんで。一本止めて試合が終わって、もうちょっと止めたそうな感じも大好きです!」

(連載2:埼玉上尾・目黒安希が三姉妹で歩んだSVリーグへの道 乗り気ではなかったバレーを続けたワケ>>)

【プロフィール】

岩澤実育(いわさわ・みいく)

所属:埼玉上尾メディックス

1999年10月13日生まれ、東京都出身。163cm・リベロ。小学1年の時からバレーボールに親しみ、下北沢成徳高校で春高バレー連覇を経験。2017年にU20日本代表に選出され、世界ジュニア女子選手権で銅メダル獲得に貢献した。翌年に埼玉上尾メディックスに入団。2025年、日本代表としてネーションズリーグ、世界バレーに出場した。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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