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【ハイキュー‼×SVリーグ】NEC廣田あいが今でも覚えている古賀紗理那のひと言 『ハイキュー‼』では音駒の監督の言葉が「腑に落ちる」 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

――印象に残った名言は?

「音駒の猫又(育史)監督は名言が多いですね。『強さを手に入れる為に求めるのは安定か ――それとも進化か』とか。猫又監督が烏野の小さな変化に気づくのが好きです」

――好きなキャラクター、ベスト3は?

「1位は音駒の黒尾(鉄朗)ですね。チャラそうに見えて、仲間のひとりひとりを理解して、(孤爪)研磨に対しても『ゲームで敵を倒した時と同じ表情していた』とか、そういう変化に気づけるのがいいなって。2位は音駒の夜久(衛輔)さん。プレーが好きで、目立たないけど"そこにいる"のが格好いい。3位は猫又監督で、さっきの言葉や、『強いスパイクを打てる方が勝つんじゃあないんだ ボールを落とした方が負けるんだ』とか、静かに腑に落ちることを言うのがいいですね」

――ベストゲームは?

「音駒が好きで、『――俺達は血液だ 滞り無く流れろ 酸素を回せ "脳"が 正常に働くために』って声懸けもいいですね。飛び抜けたエースはいなくてもチームでつなぐ感じで......やっぱり烏野との"ゴミ捨て場の決戦"が最高です! 映画も感動しました。昔からの因縁で熱くなるし、練習試合などでお互いのことを知っているのも。私も高校時代は、共栄学園と毎週のように試合をしていたので、"戦友"っていうか、いい関係でした」

(連載52:東レ静岡の山口拓海は烏野の武田一鉄の言葉に「奮い立つ」 リベロとして目指すのは「陰の立役者」>>)

【プロフィール】

廣田あい(ひろた・あい)

NECレッドロケッツ川崎

2003年8月23日生まれ、千葉県出身。175cm・アウトサイドヒッター。兄と姉の影響で、5歳で東金町ビーバーズに入団。中高一貫の文京学院大学女子中学校に進学し、3年時には無敗という快挙を達成。東京都代表としてJOC杯も制した。高校ではコロナ禍のなか、春高バレーにも出場するなど活躍。U18世界選手権大会にも出場している。2022年、NECレッドロケッツ川崎に入団した。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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