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【ハイキュー‼×SVリーグ】VC長野の安原大は「ゴミ捨て場の決戦」に「胸熱」 高橋藍がいた日体大で「やる気」が出た理由とは? (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

――共感、学んだことは?

「ストーリーに感情移入しちゃいます。(連載中は)次の展開が気になって仕方なかったですね。バレー部のみんな読んでいて、青葉城西の及川(徹)が人気でした。練習後にネットを下げて片付ける途中とかに、ライトから超インナーへカチこんだりマネしていました(笑)」

――印象に残った名言は?

「稲荷崎戦での、田中龍之介の『ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか』ですね。田中のような熱いキャラが好きなんです。バレーはメンタルスポーツですが、試合中にこうやって開花するのがいいですね」

――好きなキャラクター、ベスト3は?

「1位は田中ですね。"ザ・高校生"という熱さ、髪型など、とにかくガッツのあるキャラが好きです。2位は音駒のリベロ、夜久(衛輔)。日体大がシステム重視のバレーをしていたので、『守備の要のリベロがこうやってくれると強いな』と思っていました。情に厚いのもいい。3位は稲荷崎の角名倫太郎です。シンプルにクールで格好いいですね。同じミドルですが、彼しかできない動きをする。体を傾げてねじ込んで、『こう打つのか!』となります」

――ベストゲームは?

「映画も観たんですが、"ゴミ捨て場の決戦"ですね(春高バレーの烏野vs音駒)。いろんな過程がありましたよね。練習試合、お互いの友情もあり、でも試合ではゾーン入るほど集中して......僕もあそこまで熱い気持ちで高校バレーをしたかったです。理想的なゲームで、胸熱ですよ。今はSVリーグで、そんな試合ができるように頑張ります!」

【プロフィール】

安原大(やすはら・だい)

所属:VC長野トライデンツ

2001年8月14日生まれ、広島県出身。190cm・ミドルブロッカー。中学からバレーを始める。広島工業大学高校時代に国体に出場。日本体育大学時代の2023年7月、夏季ワールドユニバーシティゲームズ代表に選出された。2024年、VC長野トライデンツに入団した。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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