女子バレーSVリーグ開幕から2カ月 古賀紗理奈の後を継ぐスーパースターは出現するか (3ページ目)
こうした選手たちが躍動することで、競技自体に磁力が出て、ファンを引きつける。その渦からスーパースターが出現する。繰り返すが、今はそのせめぎ合いの時期だ。
リーグの3分の1程度を消化した段階で、トップ争いは大阪、デンソー、埼玉上尾の三つ巴か。ただ、4位以下も実力は拮抗。昨季女王のNECに反転攻勢があるはずで、絶大な人気を誇るオポジットの長岡望悠を擁するSAGA久光スプリングス(7位)、剛腕とも言えるスパイカー、深澤つぐみがけん引する東レアローズ滋賀(8位)も十分に巻き返せる。
44試合もあるだけに、順位はまだ目まぐるしく変わるだろう。リーグ戦後、レギュラーシーズン上位8クラブがチャンピオンシップに進出。トーナメント方式で戦い、優勝を決める長丁場だ。
チャンピオンシップが行なわれる頃、女子バレーは新時代を迎えているか。
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著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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