日本男子バレーがすごい。新たな攻撃の型で得点を量産、長身セッターなど新戦力も台頭 (4ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • photo by FIVB

 長身セッターとして注目を集める永露は、昨季からウルフドッグス名古屋のレギュラーセッターに抜擢されてシーズンを戦い抜いた。175cmの関田はブロックの穴になりやすく、ポジションチェンジをしてそれを埋める対応が必要だったが、192cmの永露であればそれも必要ない。一方、ミドルを積極的に使うことが特長で、ディグ(スパイクレシーブ)もいい大宅も強みを見せられればチャンスが出てくる。現状ではやはり関田の存在感が大きいが、新たなライバルの出現は刺激になっているだろう。

 7月5日から始まる大阪ラウンドで、日本は6日にオーストラリアと対戦する。ネーションズリーグで初のファイナルラウンド出場もかかるが、その中でチームがどう進化するかにも注目したい。

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