「バレーボールで生きていきたい」。
柳田将洋が語ったプロ転向への想い (2ページ目)
――逆に、ここは通用すると思ったところを教えてください。
「真ん中からの攻撃を組み立てられている時は相手に脅威を与えることができたと思いますし、そこを中心に組み立てるバレーボールをやっていけば通用することはわかりました。クイック、それに絡めたパイプ(バックセンターからの速い攻撃)、ライトからの攻撃がしっかり生きていましたし、相手より高さがない以上、そういう展開に持ち込む必要があると思います」
――最後のブラジルとの試合ではスタメンを外れ、中垣内監督のコメントでも、「サイドアタッカーを2m以上に大型化していきたい」ということが表明されました。186cmのサイドアタッカーとして、その流れをどう感じていますか?
「身長に関しては、もしかしたらジャンプ力がすごく伸びるかもしれませんけど、基本的には対応できることではないし、何も変えることはありません。僕は僕でしっかり自分のやるべきことをやるだけだと思います。
『やばい』とか、そういう感情はないです。僕は、2mの選手にはできないことをすればいい。経験なのか、スキルなのか、スピードなのか。それらをしっかりと高めていけば、道はあると思います。他の選手が活躍すると、これからバレーボールを仕事にする僕としては危機感があります。でも、そこを不安に思うのではなく、もっと自分に何ができるかを冷静に考え、腐らずに頑張りたいと思います」
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