イタリア行き直前の石川祐希
「バレーのスキルを2倍、3倍上げていく」 (2ページ目)
――秋季リーグは、石川選手のファンの多さに対応できずに、いくつかの試合が無観客試合になり、話題になりましたね。
石川 あれは、ただ単に体育館が狭かったんです。秋季リーグの日程で、大きな体育館を取れなかったというだけなので、しょうがなかったと思います。僕自身は、無観客試合でも、選手の家族とか報道の人は来ていたので、普通に気になりませんでした。
――インカレでは、もちろん狙うは3連覇になりますか?
石川 秋季リーグも優勝できましたし、その後の韓国遠征もチームはよくできていた。韓国相手なので、日本の大学生となるとまた変わると思うんですけど、チームの雰囲気も悪くないですし、インカレに向けて気持ちも高まっているので、しっかり準備してしっかり挑みたいと思います。
――石川選手自身の調子はどうですか?
石川 自分自身もそんなに悪くないです。ワールドカップで連戦したあとの去年よりは、いい形でこられていると思うので、大丈夫だと思います。
――春に傷めていた膝は大丈夫ですか?
石川 去年よりは断然いいです。評価とか恐れずに、体の方もしっかり作っていきたいと思います。
――全日本の活動でチームを留守にすることも多いですが、そのあたりはもう慣れてきましたか?
石川 今年度前半はシニアの活動でチームにはいなかった。後半は秋リーグ、アジアカップとか結構試合のスケジュールがハードで、チーム練習がなかなかできなかった、ずっとは大学にいられない中で、自分がポンと入って結果が出ているので、その辺の対応力はついてきたんじゃないかと思います。
――全日本の話を伺いましょう。2勝5敗で出場権獲得ができなかった、リオ五輪世界最終予選について振り返ってください。
石川 最終メンバーが揃って、合宿した期間も短かったですし、(オリンピックが懸かった大会は)初めての経験でもありましたし......終わったことなのでどうこういうつもりはないですけど、改めて準備が大事だなと感じました。
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