イタリア行き直前の石川祐希「バレーのスキルを2倍、3倍上げていく」 (3ページ目)
――独特の雰囲気に飲まれた部分もありましたか?
石川 そうですね。いつもと違った大会だというように、逆に捉えすぎたかなと思います。「大事な試合」とか「勝たなきゃいけない試合」というのはありますけど、自分のやるべきことは変えずにやった方がいいなということは学びました。
――世界最終予選では、ケガが治りきらない中での戦いとなりました。
石川 膝に関しては、合宿期間中に別メニューを組んでいただいて治療に専念できたので、大丈夫でしたけど、大会中に捻挫をしてしまって、それがちょっと痛かった。プレーにも影響が出てしまいました。
――リオ五輪は、現地で観戦されたそうですね。
石川 8月12日に出発して、予選の最後の試合から決勝まで見てました。行くまでは、ニュースで五輪会場で事件があったなどと聞いていたので、治安が心配だったのですが、大丈夫でした。
五輪の会場で観戦して、改めてすごい舞台だなと思いました。何もかも、これまで自分が体験してきた大会とは規模が違ったなぁと感じました。
――ブラジルの観客はどうでした?
石川 盛り上がりがすごい。日本と全然違った雰囲気だと思いました。
――石川選手はイタリアでの試合も経験していますが、日本の応援とどちらが好きですか?
石川 自分は海外の応援の方がやりやすいですね。
――リオ五輪で印象に残っている試合は?
石川 イタリア対アメリカの準決勝と、決勝のブラジル対イタリアですね。母国開催でブラジル優勝だったので、それはもう凄かったです。
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