女子に続き男子バレーもリオへ! 石川祐希、柳田将洋で突破口を開く (3ページ目)
熾烈なウイングスパイカー陣のスタメン争いについて、当の柳田自身に聞いたが、彼はマイペースを崩さなかった。
「今は自分のサーブが武器ということは、特には思わないようにしています。ここの時期になったらやれることをやるしかない。強みも弱みもなく、コンディションをよくして、自分のプレーを集中してやれば、たとえどんな結果になったとしても納得できると思います」
オリンピックについて「自分のこと」として捉えられるようになったのは、まだ昨年のこと。それまでは、「テレビで見るもの」という意識で、自分とは関係ないものだと思ってきた。「だけど、今はこうしてチャンスをいただけたのですから、絶対にリオに行きたい」と断言する。
「OQTはプレッシャーがかかる大会だと言いますが、僕自身はどんな試合でも、いつもほどよいプレッシャーを感じてプレーしているので、今回も同じように臨めればと思います。
女子のOQTは観戦して、非常にモチベーションアップにつながりました。イタリア戦でしのぎを削り合いながら切符を獲得したり、その前のタイ戦でも、最後まであきらめない姿勢を見て、心にくるものがありました。見ている僕らは『これはかなりきついな』と思っていたのですが、戦っていた選手たちは誰もそう思ってなかったことが、ああいう結果につながったと思う。それはすごく参考になりました」
OQT男子大会は今週末28日(土)、東京体育館で開幕する。
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