女子に続き男子バレーもリオへ! 石川祐希、柳田将洋で突破口を開く (2ページ目)
ポイントとなるのは「すべて強豪国なので、全試合」という南部監督は、その中でも初戦のベネズエラ戦と第2戦の中国戦、2試合は白星スタートでいきたいと考えていることを明かした。また、白星先行を前提としたうえで、第3戦ポーランドという強豪国との対戦も、ひとつキーになる試合となる。
選手たちのコンディションは大きなケガもなく良好で、キーマンを問われると、攻守の要、石川祐希とポイントゲッターの清水邦広の名前が挙がった。この2人をうまく活かせるような展開に持ち込むために、最終調整をしているようだ。また、ワールドカップからの改善点として、レセプション(サーブレシーブ)が乱れたときにもミドルブロッカーの攻撃を使う機会を増やしている。ブロックについても、それほど速くない相手に対してはリードブロック(トスを見て対応するブロック)を遂行できるようになった。
スターティングメンバーについて、清水、石川とセッター深津英臣のスタメンはワールドカップと変わらず、控えセッターの関田誠大(まさひろ)についても流れを変えるために投入することも考えている。
気になる石川の対角だが、昨年ワールドカップでサーブランキング5位につけたビッグサーバーの柳田将洋をそのまま使うか、ブラジルで武者修行してきたパナソニック時代からの愛弟子・福澤達哉でいくか、南部監督は最後まで頭を悩ませているようだ。
「(福澤は)状況が悪ければ後から入れたい。状況がよくてもさらに勢いをつけるために使うかもしれないし、ケースによればスタートという可能性もある。ただ、ワールドカップで成功したサーブが強いメンバー、石川、柳田で初戦突破口を開きたい」
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