大坂なおみは「2年前のレベルに戻れたとしても、同じ結果が得られるとは限らない」海外ジャーナリストは復帰戦をどう見たか (4ページ目)
そして、それら躍進の時を迎えた才能の宝庫たちに触発されるように、自己研鑽に余念のない女王イガ・シフィオンテク(ポーランド/22歳)が、1位を奪還して昨シーズンを終えた。
これから大坂は、それらのテニス界の変化を感得しながら、ツアーを渡り歩いていくのだろう。そのプロセスも楽しいと思えた時こそが、かつての女王が真の帰還を果たした時だ。
著者プロフィール
内田 暁 (うちだ・あかつき)
編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。2008年頃からテニスを追いはじめ、年の半分ほどは海外取材。著書に『錦織圭 リターンゲーム』(学研プラス)、『勝てる脳、負ける脳』(集英社)など。
4 / 4