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大坂なおみ「自分を悩ますほどではなかった」。全豪連覇へ好発進、課題は上位陣との対決でのメンタルか (2ページ目)

  • 神 仁司●文 text by Ko Hitoshi
  • photo by AFLO

 さらに、プレスルームで泣かないことも目標に挙げた大坂は、コート上で再びテニスを楽しめる方法を模索しているところでもある。

 もともと結果やランキングなどを気にするタイプの人間だと自己分析する大坂だが、今はどのぐらいテニスを楽しめているのだろうか。

「私の場合、あまり深く考えないようにしています。そのことを考えると、いろいろと疑問が湧いてしまいます」

 楽しもうと意識しすぎて、逆にそれが重荷になってしまっては本末転倒だが、大坂は、勝ち負けに自分の幸せの価値を置いてしまわないようにしている。そして、テニスを楽しむために、小さな目標を立てるようにし、日記も毎日つけるようになった。さらに、今回のオーストラリア遠征では、お香とキャンドルを購入。毎朝お香を焚いて、瞑想をルーティーンとしている。

「すごく落ち着く気がするんです。テニスとは関係ないことですが。小さな目標を立てるのはいいことです。私にとって、テニスが楽しいと思えるようになってきたのは、このおかげです」

 もちろん大坂は、ディフェンディングチャンピオンとして自身初の全豪2連覇に挑むことを意識し、「少し緊張しています。ディフェンディングチャンピオンの肩書きを背負うことになりますからね」とプレッシャーがあることも受け止めている。

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