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花の都パリに美女降臨。全仏OPを彩った
「ファンタスティック・フォー」

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by AFLO

 2020年の全仏オープン女子シングルスは、19歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)がノーシードから初優勝を遂げるという歴史的快挙で幕を閉じた。全米オープンを制した大坂なおみは出場を辞退したものの、今年も世界各国の人気プレーヤーたちがローラン・ギャロスを彩った。

 なかでも、テニスファンの視線を釘付けにしたのが、後述する4人の美女選手だ。花の都・パリに降り立った「テニスの女神様」を紹介しよう。

アンナ・カリンスカヤ(ロシア/Anna Kalinskaya)
1998年12月2日生まれ(21歳)身長175cm

 ジュニア時代に単複で戦果を上げ、ツアーレベルでも昨年の夏頃から急成長。これからの活躍が期待される21歳だが、彼女の名前はテニスでの結果よりも先に「ニック・キリオス(オーストラリア)のガールフレンド」として広く知られたかもしれない。

 テニス界のお騒がせ男がニューヒロイン候補と交際していると、噂になったのは昨年の秋頃から。その後もふたりがデートする姿は、NBAの試合会場などでも目撃されていた。

 しかし今年5月、カリンスカヤはインスタライブで、ファンからの「まだニックと付き合っているの?」という質問に対し、「いえ、もう別れたし、友だちでもない」ときっぱり公言。このあたりの明朗さや、ファンと交流する姿勢も、ソーシャルメディアを介して人気や知名度を獲得している秘訣だろう。

 もちろん、テニスプレーヤーとしても高いポテンシャルを備えている。両親はいずれも元プロバドミントン選手で、兄は国内リーグでプレーするサッカー選手だ。

 そのようなアスリート一家に生まれた彼女が、「いろんなショットを織り交ぜて、駆け引きするのが得意」で「勝負事が大好き」な少女に育ったのは、自然な流れだっただろう。すでにダブルスではツアータイトルを獲得しており、単複での幅広い活躍が期待できそうだ。

 余談ではあるが、犬好きが多いテニス界において、彼女もツアーに連れていくほどの愛犬家として知られる。犬の名前は「Kobe」。「神戸」ではなく、今年1月に急逝したNBAのスーパースター、コービー・ブライアントにちなんでいる模様。

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