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マイケル・チャンと松岡修造が語る、錦織圭の未来 (3ページ目)

  • 神 仁司●取材・文 text by Ko Hitoshi photo by Ko Hitoshi

 2011年から錦織が出場する全大会に帯同しているダンテ・ボッティーニコーチも、満足はしていない。

「昨年もトップ10に近づいていましたから、圭なら絶対にトップ10になれるとわかっていました。彼が成し遂げたことを嬉しく思います。進化し続けている証明になりましたが、いつまでもここ(10位前後)に留まるつもりはありません」

 松岡氏も「トップ10というのは、圭にとってひとつの目標というか、通過点に過ぎない」と、さらなる躍進に期待している。

 トップ10入りを果たした錦織は、悲願であるグランドスラム制覇を本格的に目指す段階に入った。残念ながら全仏では結果を残せなかったが、6月のウインブルドン(全英)に向けて、世界の頂点を目指す戦いは続いていく。

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