「タックルの東大」をアップデートせよ ヘッドコーチ・高橋一聡がレッグドライブにこめる思い (3ページ目)
【世界のナカガキを招聘】
東大タックルを東大レッグドライブへとバージョンアップさせるために、一聡は秘密兵器を用意していた。
東大ラグビー部に「世界のナカガキ」を招聘したのである。野球の世界でその名を馳せた中垣征一郎──2004年に北海道日本ハムファイターズのチーフトレーナーとなり、2012年、ダルビッシュ有の専属トレーナーとしてテキサス・レンジャーズへ、2013年からはトレーニングコーチとしてファイターズに戻り、大谷翔平の二刀流の礎をつくり上げた。
その後、オリックスバファローズの巡回コーチとして一、二軍の選手の指導にあたり、バファローズのリーグ3連覇を支えた。
プロ選手としての野球経験がない中垣は、投打のなかで身体をどう動かせばいいのか、そのためにどういう体力が必要で、体力と技術をどう噛み合わせれば爆発的な力を発揮できるのかを指導する"フィジカル、トレーニング、運動技術"のプロフェッショナルだ。その中垣が東大ラグビー部へやってきたのである。そして程なく、チームに劇的なケミストリーが起こることになる。
つづく>>
著者プロフィール
石田雄太 (いしだゆうた)
1964年生まれ、愛知県出身。青山学院大卒業後、NHKに入局し、「サンデースポーツ」などのディレクターを努める。1992年にNHKを退職し独立。『Number』『web Sportiva』を中心とした執筆活動とともに、スポーツ番組の構成・演出も行なっている。『桑田真澄 ピッチャーズバイブル』(集英社)『イチローイズム』(集英社)『大谷翔平 野球翔年Ⅰ日本編 2013-2018』(文藝春秋)など著者多数。
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