ラグビー日本代表は「過去4年間で最高のプレー」 リーチは「全力を尽くしての結果。ラスト20分の戦いが最後のピース」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 齋藤龍太郎●撮影 photo by Saito Ryutaro

【4度目のワールドカップを終えた堀江翔太の言葉】

 試合後、堀江はしみじみと語った。

「何回もベスト8にいけるわけはない。(決勝トーナメントは)レベルが高いところにある。僕たちは僕たちのラグビーをして負けたので、そんなに悔いはない。(1勝もできなかった)2011年大会より胸を張って帰れるかな......」

 コロナ禍もあったこの4年間、日本はワールドカップが始まるまで世界ランキング格上のチームに一度も勝つことができなかった。だが、大会に入ってからも成長し続けて、最終戦で一番のラグビーを見せた。

 だが、世界の壁はやはり、高かった。

著者プロフィール

  • 斉藤健仁

    斉藤健仁 (さいとう・けんじ)

    スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。

【ラグビーW杯フォト】日本代表「ブライトンの奇跡」プレイバック(23点)

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る