円盤投げで優勝、高校卒業後に単身NZ、20歳でプロ契約...異色のラガーマン・メイン平はワールドカップをあきらめない (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

── 将来、再びニュージーランドに行ってプロ選手としてチャレンジしたいですか?

「やはりニュージーランドのスーパーラグビーには強い思い入れがあります。ただ、プロとして長くプレーしていきたいので、海外に行ける機会があればフランスリーグなどにもチャレンジしてみたいですね」

── 最後に改めて、ワールドカップへの思いを聞かせてください。

「ワールドカップはラグビー選手であれば誰でも憧れる舞台。なので、自分が今できることにベストを尽くして、いつ日本代表に呼ばれてもいいように準備しておきたい。

 もし再び日本代表に呼ばれたら、得意のランでチームを鼓舞できたらなと思っています。また、僕はいろんなポジションができるので、その強みも発揮できるようにしたい。ワールドカップに行けるチャンスは、まだ残されていると思っています!」

(了)


【profile】
メイン平(たいら)
2000年9月5日生まれ、宮崎県宮崎市出身。奈良・御所実業高を卒業後、父の母国であるニュージーランドに渡ってクラブチームのノースハーバーマリストでプレー。2020年、リコーブラックラムズ(現・リコーブラックラムズ東京)に加入する。日本代表歴は2022年6月のウルグアイ代表戦で初キャップを獲得。ポジション=WTBウィング、CTBセンター、FBフルバック。身長180cm、体重92kg。

プロフィール

  • 斉藤健仁

    斉藤健仁 (さいとう・けんじ)

    スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。

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