松島幸太朗はなぜフランスから戻ってきたのか。協会からの「戻ってこい」は全部嘘。帰国の決め手となったのは... (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by (C)ASM Clermont Auvergne Rugby

---- 昨季、トップリーグからリーグワンになり、サンゴリアスも「東京」という地名を冠しました。外から見ていて何か違いを感じますか?

「まだ何が変わったか、あんまりわからないですけど、リーグワンになってプロ選手が多くなっている印象はあります。移籍もすごく活発になってきている。自分がよりよい環境に身を置きやすくなったっていう面では、よくなったのではないかな。

 運営面やファンクラブなどは「こういうことやったらいいんじゃない?」と思うところもあります。ただ、サンゴリアスは(フランスのプロクラブと違って)自前のスタジアムがないですし、やれることに限界があると思うので、伝えられることがあれば伝えていきたいと思います」

---- 昨季のサンゴリアスの試合は見ていましたか?

「見られる試合は見ていました。アタッキングラグビーは変わらずに継続してやっていましたね。最後に勝つか負けるかというのは、本当に自分たちのやってきたことをやりきれるかどうか。この2シーズン、プレーオフの決勝で負けているのは何か足りなかったのかもしれません。僕はチームの中に入っていないので、何が足りなかったかはまだわかっていないですけどね」

---- サンゴリアスに戻ると決めたあと、チームメイトはどんな反応でしたか?

「同じポジションのフルバック尾﨑晟也とは仲がいいですし、ふたつ年上のプロップ石原慎太郎は同期にあたるので、普通に「お帰り!」という感じでした(笑)。個人的にトレーニングは始めていますが、チームとしての活動はどうしても日本代表が先になってしまいます。でも、サンゴリアスのプレーやどうやっていくのかというところは、今からでもしっかり頭に入れていきたい」

---- 2017年度シーズンは優勝に貢献し、松島選手はシーズンMVPに輝きました。リーグワンに向けて今の心境はいかがですか?

「みんな優勝に飢えていると思いますし、やるからにはもちろん、優勝を目指してやっていきたいです。フランスで自分の経験してきたことや持ち味をしっかり出していきたい。僕はあんまりしゃべれるほうではないので、練習や試合でしっかりパフォーマンスを出すことでチームを引っ張っていきたいですね」

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