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【ラグビー】パナソニック決勝へ。堀江翔太が語る「3連覇への手応え」 (3ページ目)

  • 松瀬学●文 text by Matsuse Manabu  齋藤龍太郎●写真 photo by Saito Ryutaro

 堀江はいつも自然体。ミックスゾーンには、好物のシウマイ弁当をぶら下げてゆったりと現れた。昨年のワールドカップ(W杯)では日本代表の副将として活躍した。自身の成長を問えば、少し考え、こう漏らした。

「少しは自信がついたんじゃないですか。すべてに対して」

 堀江は、チャレンジングなラグビー人生を歩む。モットーが『勇気なくして栄光なし』である。帝京大卒業後はニュージーランドにラグビー留学し、NO8からHOに転向した。日本代表として2011年W杯で無勝利に終わると、13年から2シーズンは南半球最高峰のスーパーラグビーに挑んだ。

 昨年の今ごろは首の故障に苦しみ、指先がしびれていた。それでも主将としてケガを押して奮闘した。2月に手術をし、1年が経とうとしている。

「そりゃ、いまは手足の動きは全然いいですよ」と堀江は小さく笑う。

「でも、僕はその時その時のベストを出そうとしてきました。1年前も今も同じぐらいの気持ちなんです。変わりません」

 自覚と責任感が強い。2月に始まるスーパーラグビーには、堀江は海外のオファーを断り、初参戦の日本チーム『サンウルブズ』のメンバーとして挑戦する。なぜ?

「いっぱいスーパーラグビー(の海外チーム)に行って、選手が集まらないとサンウルブズができないという話もあって……。日本代表でスーパーラグビーを経験した選手がチームにいないと、見ているファンも残念だと思うんです。『堀江さんが(サンウルブズに)入るならやりますよ』という選手もいて、その選手たちを裏切ることもできませんよ」

 そういえば、先週の試合後はめずらしく、レフリングについて意見した。反響があった。

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