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【ラグビー】帝京大7連覇達成! 揺るがないチームの「文化」 (5ページ目)

  • 松瀬学●文 text by Matsuse Manabu  齋藤龍太郎●写真 photo by Saito Ryutaro

 例えば、倒れたらすぐ立ち上がる、ボールはまず、ちゃんとキャッチする。タックルでは、ポイントにいって、低く相手に入り、両手を強く引きしめる。足をドライブする、そういったことである。

 グラウンド外でも筋力トレーニングや食事、掃除、学校の授業など、私生活もちゃんとする。さらにはチームの一体感。試合後の胴上げの時、うれし泣きにむせぶメンバー外の4年生の姿が象徴的だった。

 まだ戦いは続く。次は学生の代表として、日本選手権(1月31日)でトップリーグの覇者に挑む。はっきりいって勝機は極めて小さい。でも、岩出監督は言った。

「これから3週間、本気で準備し、本気で挑みます。成功しても、失敗しても、それがチームにとって財産となります」

 学生ラグビーにとって、チームワークとリーダーシップの育成はとても大事なことである。そのふたつを重視する帝京大ラグビー部の文化が崩れない限り、しばらく連覇は止まりそうにない。

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