八村塁はなぜトレード要員に? レブロンやADとの関係は良好もチーム事情が影響か (4ページ目)
名門チームにとどまり、このままスーパースターたちから学び続けるか。それとも新天地で新たなステージに移り、躍進の足がかりを掴むか。八村の言葉どおり、その進路は自身でコントロールできることではないが、どちらに転んでも興味深い。
1月28日の取材時の最後、八村に「トレードの話にも惑わされることはない。そういう点でも、もうNBAのベテランになったということでしょうか?」と問うと、「そうですね」と答えて静かに笑った。その冷静さ、落ち着きの背景には、"いずれにしても自身の道を切り開いていける"という自信もあるのかもしれない。
2月6日までに、心身が充実した26歳の身に何が起こるのか。カウントダウンはもう始まっている。NBA6年目にして、八村が迎えたターニングポイントの行方から目が離せない。
著者プロフィール
杉浦大介 (すぎうら・だいすけ)
すぎうら・だいすけ 東京都生まれ。高校球児からアマチュアボクサーを経て大学卒業と同時に渡米。ニューヨークでフリーライターになる。現在はNBA、MLB、NFL、ボクシングなどを中心に精力的に取材活動を行なう
【写真】 NBAウォリアーズ・ダンスチーム 宮野茉莉さん 高橋南保子さん フォトギャラリー
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