井上雄彦×渡邊雄太スペシャル対談03「日本のバスケで体格の小さいほうが大きいほうを倒す。多くの日本人の共感を呼ぶ気がする」 (5ページ目)
もちろん勝つこと、いい成績を残すことで、日本人がよりバスケットに注目してくれるかもしれない。けれど、バスケット自体の"おもしろさ"もプラスしてあると思う。だから、僕はそういう点にも期待しています。
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この先の日本バスケットボール界を背負って勝ちに行く選手・渡邊雄太選手と、独特のおもしろい日本バスケを期待する漫画家・井上雄彦氏。どちらの考えが正解、不正解という話ではない。思うことはただひとつ、「日本バスケットの未来のために」。
日本バスケの歴史にまたひとつ、歴史が刻まれる戦いが、もうすぐ幕を開ける──。
<了>
【profile】
井上雄彦(いのうえ・たけひこ)
1967年1月12日生まれ、鹿児島県伊佐市(旧・大口市)出身。1990年に週刊少年ジャンプにて『SLAM DUNK』、1998年にモーニングにて『バガボンド』、1999年に週刊ヤングジャンプにて『リアル』の連載を開始。2006年に「スラムダンク奨学金」を設立。2022年に監督・脚本を務めた『THE FIRST SLAM DUNK』が公開される。
渡邊雄太(わたなべ・ゆうた)
1994年10月13日生まれ、香川県木田郡出身。尽誠学園を2年連続でウインターカップ準優勝に導いたのち、アメリカ留学を決意。プレップスクールを経由して2014年9月にジョージ・ワシントン大に進学。大学卒業後、サマーリーグで結果を残してメンフィス・グリズリーズとツーウェイ契約を結び、2018年10月に日本人ふたり目のNBA選手となる。その後、トロント・ラプターズやブルックルン・ネッツでプレーし、2023年7月にフェニックス・サンズと契約。ポジション=スモールフォワード。身長206cm、体重98kg。
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