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田臥勇太41歳。宇都宮ブレックスで迎える15シーズン目も「バスケットへの情熱は、むしろ増しているように感じる」 (4ページ目)

  • 三上太●取材・文 text by Mikami Futoshi
  • photo by ©B.LEAGUE

――これから新しいシーズンに入ろうというタイミングで引退の話なんかして本当申し訳ありませんでした。

田臥 大丈夫ですよ、40歳を過ぎて本当そういう機会も多くなっているので、もう慣れましたよ(笑)。

――ありがとうございます。では最後に今シーズンの田臥勇太選手の目標、意気込みを聞かせてください。

田臥 もちろんプレーヤーとしては質を高めることがチャレンジしていきたい部分ですし、コートに出ていても、出ていなくても、このチームのために、このチームが勝つために、強いチームを作っていくためにやるべきことをやっていきたいですね。そしてファンの方々が本当にブレックスのバスケットを見たい、応援したい、楽しいと思ってもらえることが大事なことだと思うので、そういうチームを全員で作っていけたらなと思います。

 インタビュー後、宇都宮ブレックスの広報担当者が田臥の存在の大きさについて、こう話してくれた。

「ブレックスが掲げる『ブレックスメンタリティ』は彼の考え方を反映させているところがあるんです。勝利への情熱や、ルーズボールに人一倍飛び込む姿勢がチームの考え方に反映されています。本当に彼がいなかったら今のブレックスは絶対になかったと思います」

 プレータイムは少なくなっているが、チームのなかでの存在感はいまだ陰りを見せない。バスケットに対する情熱も然り。コート内外でその情熱を全力でぶつける田臥勇太を今シーズンも見られることに、我々も感謝したい。

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