Bリーグ王者・田中大貴を直撃。ピンチの日本代表でも輝いてくれ! (5ページ目)
――日韓戦をベンチから見ていて、気づきはありましたか。
田中 ニックと八村にボールを預ければ点が取れて、試合が落ち着くというのは今までになかった形で、それがどんどん出てきているのですが、もっとうまくやれると思って見ていました。もっと周りがニックと八村をうまく使わないといけない。彼らにもボールが欲しいタイミングがあると思うので、そこはもっと練習をやり込まないといけないです。
課題として、ニックはディフェンスでそこまで動けるわけじゃないので、ディフェンスの共通意識が必要だし、ガードとアウトサイドの選手がもっとディフェンスを激しく頑張ってリズムを作らないと、オーストラリアのような相手にはやられてしまいます。
――田中選手にとってワールドカップとは。
田中 ものすごく出たいところです。出なければいけないと思っています。
――アルバルクを優勝に導いたエースとして、やはり田中選手には日本代表でもやってもらわなければならない。この2戦にかける意気込みを聞かせてください。
田中 アルバルクで優勝できたことで、自分に自信がついたというのはあります。より気持ちの強さを試されるのが代表の試合なので、もっと気持ちを出して、自分の持ち味であるハードなディフェンスをやり続けることから貢献したい。
自分としては、ケガをしてしまったこの厳しい状況を、自身のチャレンジとしてどうにか乗り越えて結果を出したい思いが強いです。そのためには、自分で攻めるにしろ、ニックや八村を生かすにしろ、どんな状況でも自分のパフォーマンスをもっと上げていかなければと思っています。
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