2018.06.28

「自分が点を取りにいく」。
比江島慎は崖っぷちの日本バスケを救えるか

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

 2019年に開催される男子バスケットボールのワールドカップ。その1次予選の最終決戦となるWindow3が、ホーム&アウェーで6月29日と7月2日に行なわれる。

日本のエースとして牽引する覚悟を語った比江島慎 ここまで4戦全敗の日本は、現在グループ最下位で、3位までが進出できる2次ラウンド進出には赤信号が灯っている。しかも、6月29日に日本がオーストラリアに敗れ、チャイニーズ・タイペイがフィリピンに勝利してしまうと、7月2日のチャイニーズ・タイペイとの直接対決を待たずして1次予選敗退が決まってしまう。

 この危機的状況において日本は、210cmのニック・ファジーカスが帰化選手として加わり、NCAAの強豪ゴンザガ大で活躍する八村塁を招集し、これまで劣勢だったインサイドの攻防に希望を見出だそうとしている。

 しかし、6月15日と17日に行なわれた強化試合の日韓戦では、1戦目こそ新加入の2人の活躍で勝利したものの、2戦目には対応策を取られて敗戦。チームの連係を高めることが急務となっている。ここで、活躍してもらわないといけないのが、決戦直前のインタビュー第2弾として登場する日本のエース比江島慎だ。

 1次予選4試合で平均18.5得点、3アシストはチームトップの成績。BリーグでもシーズンMVPを獲得した比江島は、名実ともに日本を代表するポイントゲッターであり、アジアの中でも認められている存在だ。ニック・ファジーカスと八村塁という強力なインサイド陣が加わった中で、比江島の新たな役割とは何か。そしてこの危機的状況にエースは何を思って戦うのか。時間をかけながら考え、答えてくれたインタビューを決戦前に記す。