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【NBA】デイミアン・リラードの怒り
「僕はステファン・カリーじゃない」 (5ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko  photo by AFLO

「軽視されると、侮辱されたように感じるものだ。僕らは、チャンスを与えられる前から(低迷すると)決めつけられていた。そういった考えをするのが僕ひとりでないというのは、チームにとってプラスだ」とリラードは語る。

 コート上では、成長著しい3年目のC・J・マッカラム(SG)とガードコンビを組むようになった。ともに大学時代、自分が得点しないと勝てないようなチームで戦ってきたリラードとマッカラムは、メンタリティで似ているところがあり、私生活でもお互いをよく理解する友人である。

 どちらも得点を奪うことができ、パスすることもできるダイナミックなコンビを中心に、トレイルブレイザーズは予想以上の速さでチームとしてまとまり、成長を見せている。3月29日現在、39勝36敗と勝率5割を上回り、ウェスタン・カンファレンスで6位。この順位のままレギュラーシーズンが終われば、プレーオフにも出られる成績だ。

 リラードは言う。

「自分が関わったことは、何でもうまくいき、成功すると信じている。これもそのひとつだ。(チームの)ほかのみんなも同じことを信じて、時間をかけて努力するのを見るのは、本当に楽しい」


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