NBA最小175cmのアイザイア・トーマスが磨く「最強メンタル」 (5ページ目)
もっとも、それで落ち込むトーマスでないことは、翌日の試合で証明された。前日の敗戦から立ち直ったトーマスは、今季好調のシャーロット・ホーネッツ相手に21得点、そして自己最多13アシストの活躍で、チームを勝利に導いたのだ。
セルティックスのブラッド・スティーブンス・ヘッドコーチはホーネッツ戦後、トーマスを称賛した。
「勝ち負けに本当にこだわる。私がアイザイアを好きなところだ。彼は、ゴールデンステートを倒すシュートを決めたくて仕方なかったんだ。小さいけれど、競争心が本当に強いヤツだ」
トーマスにとって、当面の目標はNBAオールスターに出ること。ドラフトの60人目で指名されたときには考えもしなかったことでも、今の彼なら十分に手の届く目標だ。それだけではない。さらに先には、9年生(日本の中学3年)のときに決意した究極の目標がある。自分の身長がこれ以上伸びないと気づいたときに、決意したことだ――。
「史上最高の6フィート未満の選手になる。自分なら、なれると信じている。思いつきで言っているのではなく、本当にそう信じている」
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