【NBA】A・ウィギンス、20歳の新人王が開幕に誓う「覚悟」とは? (3ページ目)
ウィギンスに対戦相手のエースをマークさせることで、ディフェンスからスイッチが入るようにも仕向けた。ティンバーウルブズのヘッドコーチ、フリップ・サンダースは昨シーズン中にこんなことを言っている。
「コービー(・ブライアント)やジェームス・ハーデンをマークさせたが、ディフェンス面ではすべて対応できていた。チャレンジを恐れることはなく、向かっていくんだ」
最初からリーグの頂点を肌で感じさせることによって、どういったメンタリティで戦う必要があるのかを意識させたわけだ。
リーグのトッププレーヤーたちとの対戦といえば、こんなエピソードもあった。
昨年11月、ウィギンスと初対戦したドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)は、試合後、ウィギンスに近づくと彼にこう聞いた。
「グレートになりたいか?」
ウィギンスが「なりたい」と答えると、ウェイドは、「君はグレートになるだけの道具はすべて持っている。あとは努力し続けることだ」とアドバイスしたという。
昨年12月にはコービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)とも対戦。試合後、コービーはウィギンスについて、「(NBAデビューした)19年前の自分を見ているようだった」と語っている。
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