【F1】角田裕毅のマシン理解度は85〜90% 昨年予選3位のサンパウロGPで再び快走を見せられるか
今も記憶に新しい、雨のインテルラゴスで見せた予選3位(2024年)の快走。
今年のサンパウロもまた、予選は雨の予報となっている。
「そうですね、去年はいい思い出がありますし、ウェットでのドライビングの仕方もわかっています。去年のレースがよかっただけに、自信を持って臨めるのは確かですね。
もちろんマシンが違うので、どんな挙動を示すかは気にしていますし、それは今回に限らずどのレースでもそうです。今週はスプリント週末なので、FP1でマシンに適応して、スプリント予選でどこまでパフォーマンスを引き出せるかがカギですね」
自信を深めてサンパウロにやってきた角田裕毅 photo by BOOZYこの記事に関連する写真を見る サンパウロGPに臨む角田裕毅(レッドブル)は、大荒れになりそうなこの週末に向けて不安はなさそうだった。
自信を持って臨めるのは、前戦メキシコシティGPでさらなる自信をビルドアップすることができたからだ。
たしかに結果は、まだ十分とは言えない。前回も予選はQ2で敗退し、決勝は入賞圏外11位に終わった。
しかし、予選はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と0.211秒差、決勝もピットストップのミスがなければ10位か9位、フェルスタッペンのために後続を抑えるべくステイアウトしたチームプレーがなければ9位が狙えたレースだった。
「マックスと僅差になったのは初めてではないですけど、ショートランもロングランも、両方ともがあそこまで僅差になったのは初めてだったと思います。そういう意味ではいい傾向だと思いますし、このままトライし続けるだけです。
マックスとのギャップはかなり小さかったとはいえ、まったく同じペースで走れているわけではありません。彼はスーパーなドライバーで信じられないくらい限界までマシンの速さを引き出しているので、僕も彼のやり方を参考にして学び、さらにパフォーマンスを高めようとしています。簡単ではないですけど、ベストを尽くすだけです」
角田の速さと技術的理解度を知っているから、7年も前から目をかけてきたヘルムート・マルコ(レッドブル・モータースポーツアドバイザー)や、昨年からのボスであるローラン・メキース代表は、角田が結果を出してくれるのを待っている。だからこそ、当初はメキシコシティGP後に予定していた来季シートの決定を1カ月遅らせることが決められた。
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著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。















