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【F1】角田裕毅は予選15位の結果に呆然とした ポールを獲得したフェルスタッペンとの差は何だったのか? (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【一番の敗因はウォームアップ不足】

 予選15位という結果に、角田は落胆というよりも呆然としていた。

「予想外ですね、FP3とQ1のペースを見ると、もちろんもっといい結果を期待していました。今はガッカリしています」

 本来はFP3の予選シミュレーションで確認できていたはずのことだが、金曜にしっかりと走り込めなかったしわ寄せが、予選Q2で初めての事象に直面するという事態になってしまった。

 このマシンに乗り始めて2日目であり、まだまだ学習の途上にあるからこその新たな課題であり、落とし穴だった。

「タイヤのウォームアップを十分にできなかったというのが一番の原因だと思います。あの挙動はまったくの予想外でしたし、実際に何が起きていたのかこれからデータをしっかりと分析しなければいけないと思っています。

 Q2はなんだかレッドブルの教科書を読ませられたような気分でした。予想外のことが起きて、新しい物事(タイヤのウォームアップ)に直面したという感じです。あと1回走れれば間違いなく結果は違ったでしょうけど、仕方ないですね。最後のアタックでまとめられるかどうかがすべてですから」

◆つづく>>

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著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

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