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【F1】ホンダ・レーシング社長に聞く「トヨタがF1に関わってきたこと、どう思いますか?」 (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【競争力のあるパワーユニットを作る】

── トヨタはF1ではハース、F2およびF3ではハイテックGPと提携して、次々とシートを確保しています。

「今後はF2やF3に参戦するHFDPのドライバーを増やしていきたいと思っています。そのためには、たとえばF1以外のカテゴリーで我々と一緒に育成活動で連携できるようなチームを増やし、そこでホンダドライバーをステップアップさせていければよいと思います。

 さらには、ホンダ独自のF1チームという展望はまだありませんが(ホンダの育成ドライバーがF1に参戦するためには)カスタマーチームを増やすことはやらなければいけないと考えています。そのためにはまず、『ホンダさん、ウチに供給してくださいよ』と言ってもらえるような競争力のあるパワーユニットを作ることだと思っています」

(つづく)

◆渡辺康治・後編>>ホンダ2026年型パワーユニット開発は苦しんでいる?

著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

【写真】F1ウィリアムズ育成ドライバー・松井沙麗(13歳)インタビューカット集

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