【F1】ホンダ・レーシング社長に聞く「トヨタがF1に関わってきたこと、どう思いますか?」 (2ページ目)
【レッドブルの最終判断は非常に残念】
── レーシングブルズとも最後の1年になります。
「我々はこれまでずっと、両チームとも同じスタンスでお付き合いをしてきました。パワーユニットに優劣はありません。レーシングブルズには昨年よりもしっかりとポジションを上げてもらい、特に角田裕毅が活躍することを大いに期待しています」
── 現行規定最後の年ということで、パワーユニットとしては各メーカー間で大きな差がないところまで来ているかと思います。
「そうですね。パフォーマンスに関してはほぼ横並びの状態で、ICE(内燃機関エンジン)に関しても一部(メーカー)は並んでいるか、もしかすると追い越されている部分もあるかと思います。ただ、電動部分は我々に少し優位性があるように分析していて、総合的に言えば競争力は十分にあると思っています。
あとはオペレーション面でどれだけ優位に戦えるか、というところが重要になってきます。(開発が制限されるなかで)今年に向けて改良を加えたのは、昨年何度かダメージを負ってしまった床下からの衝撃に対する強度アップですね。そして劣化対策に関しては、設計変更というよりも確認を重ねて、オペレーション面での突き詰めをどんどん進めているところです」
── 角田選手は昨年末、レッドブルのテストドライブを経験しました。レッドブル昇格を果たせなかったことについて、どのように感じましたか?
「ドライバーとして非常に大きな成長を見せていたので、我々としてはレッドブルのドライバー候補になるべきだと思っていますし、クリスチャン・ホーナー代表とは何度も話をしてきました。最終的にテストは参加できることになったものの、レッドブルの最終判断は『角田を起用しない』とのことだったので、非常に残念でした。
ヘルムート・マルコさんの判断はいつも説得力があり、納得できる部分もあります。しかし、ドライバー起用にはドライバーのスキルだけではなく、スポンサー関連やマーケティング上の理由などいろいろな要素があり、最終的にはチーム判断が優先されます。
もちろん、レーシングブルズが悪いチームというわけではありませんし、2025年もそこに乗れるのは喜ぶべきことです。私としてはレッドブルに昇格することをあきらめずに、今後も努力し続けてほしいと思っています」
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