「きっかけはプリキュア、セーラームーン」名古屋の少女が「レースクイーン女王」に変身するまで
「日本レースクイーン大賞2023」グランプリ受賞
松田蘭インタビュー前編
今年で14回目となる「日本レースクイーン大賞」は、華々しく彩られた名だたるレースクイーンが一堂に集結する「女神の祭典」だ。100人のレースクイーンがノミネートされ、ファン投票を経て上位5人が「大賞」を受賞し、その頂点が「グランプリ」の栄光に輝く。
2023年度のグランプリを受賞したのは、ZENTsweetiesの松田蘭さん。受賞記念インタビューとスタジオで撮り下ろした厳選フォト、ぜひご覧あれ。
※ ※ ※ ※ ※
日本RQ大賞2023でグランプリに輝いた松田蘭さん photo by Yazawa Takanoriこの記事に関連する写真を見る
【レースクイーン大賞は人生のハイライト】
── 今年1月に開催された『日本レースクイーン大賞 2023』で見事グランプリを獲得しました。おめでとうございます!
「ありがとうございます。もう2カ月以上経っているんですけど、あの時の動画や写真を見ると、今でも感動の涙がこみ上げてくるぐらいなんです」
── なんかもう、燃え尽きてしまったような。
「はい。もうそれぐらい私にとって、人生のハイライトでした」
── 悲願のグランプリだったわけですね。
「そうですね。私はレースクイーンになりたくてなったんですけど、いろいろな経験をしていくうちに、徐々に『この仕事を究めたい』と思うようになっていったんです。今年、ようやくグランプリを獲得することができたのですが、一方で『早すぎるかな?』とも思ったんです」
── どうしてですか?
「理想のレースクイーン像というのが、自分のなかでかなり高いというか、トップを追い続けてきたからこそ、まだ自分は未熟だなって感じてしまうんです」
── 理想が高いことはすばらしいですが、かなりストイックですね。
「『ここに行きたい!』という思いが、経験を重ねるたびに高くなっていって、理想のレースクイーン像まで届かないんじゃないかって思ってしまっているんです。グランプリを獲った時も、多くのファンや関係者から『ランランがトップだよ』って言われてうれしくはあったのですが、まだまだだなって気持ちは今でもあります。ただ本当、みなさんのおかげで悲願だったグランプリを獲得できて、トップレースクイーンと認めていただけたことにはすごく感謝しています」
1 / 4
著者プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
1972年、神奈川県出身。フリーランスライター。プロ野球などのスポーツを中心に、社会モノやサブカルチャーなど多ジャンルにわたり執筆。web Sportiva/週刊プレイボーイ/週刊ベースボール/集英社オンライン/文春野球/AERA dot./REAL SPORTS/etc...。現在Number Webにて横浜DeNAベイスターズコラム『ハマ街ダイアリー』連載中。趣味はサーフィン&トレイルランニング。鎌倉市在住