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SKE48の経験がモータースポーツで生きる。梅本まどか語るラリーの魅力 (5ページ目)

  • 川原田剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 能登直●写真 photo by Noto Sunao(a presto) 磯貝琢哉●動画 video by Isogai Takuya

ーー性格的にコ・ドライバー向きなのかもしれませんね。 

梅本
 ドライバーはどこか"キレている"というか、アドレナリンを一気に出せるような人じゃないとできないと思います。できるのは本当に限られた人だけで、だからこそ尊敬できます。私はそうしたリスクを背負って走るのは向いていません。

 ジムカーナやダートトライアルのようなタイムトライアル競技はやりたいと思いますが、あくまでもドライバーの気持ちを知ることが目的です。ドライバーを経験したほうがよりコ・ドライバーの質が上がりますから。他の選手と競い合うレースは正直、見るだけでいいですね(笑)。

ーー最後に今後の夢を教えてください。 

梅本 来年、WRCラリージャパンへの出場が決まれば、クラスが違いますが、勝田貴元選手のような世界で活躍するトップドライバーと同じコースを走れます。それは本当にうれしいことですし、ラリーの醍醐味のひとつだと思います。WRC出場のチャンスはなかなかありません。何とかに出場に漕ぎつけて、いい結果を残すこと。それが目標です。

【profile】 
梅本まどか うめもと・まどか 
1992年7月17日、愛知県生まれ。2010年にSKE48の第4期生としてデビュー。16年に卒業し、現在は地元の名古屋を拠点にタレント活動をしながら、バイクや自動車のメディアを中心に活躍。ラリーには18年、「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ」にてコ・ドライバーとして出場し、参戦初年度にC-1クラスでチャンピオンに輝く。19年から、国内最高峰の全日本ラリー選手権にドライバーの板倉麻美とのコンビで参戦中。

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